高川学園ラグビー部・選抜大会山口県予選

スポーツ栄養

高校ラグビーでは新人戦にあたる、「第25回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会」の中国地区予選、山口県予選という長いタイトルの大会に帯同してきました。

この予選は、花園の予選とは異なり、県予選優勝=全国大会出場ではなく、中国地区大会へと進み、さらにそこで勝ち抜いた優勝チームのみが、全国大会へ出場できるという、かなり狭き門の大会です。

昨年は中国地区大会で準決勝で敗れたものの、その内容を評価されて、主催者推薦枠での出場となりましたが、今年は1枠をかけての戦いとなります。

とはいえ、県予選を勝ち進まないと、中国地区大会へは出場できませんので、まずは山口県予選の優勝を目指します。

準決勝

花園予選の実績からシード校となるので、準決勝からの登場です。これまた花園予選と同様に、合同チーム(山口農業、山口、美祢青嶺)との戦いとなりました。

この試合も、いつもながらノーペナルティー、完封を目標に試合に臨みます。この試合が初スタメンの選手もいることから、流石に緊張している選手も見られますが、花園を経験した選手たちはリラックスして試合に入っていたので、見ていても安心感がありました。

花園でもレギュラーメンバーとして出場していた選手を中心に、オフェンス、ディフェンスについても統率が取れていましたが、雑なパスや無理な攻撃もみられたので、それは次戦の決勝への課題となりました。

結果としては、125-0と完封の目標は達成できたものの、ペナルティーはいくつかあったので、次戦も同様の目標を達成できるように調整してくれたらと思いました。

決勝戦

冷たい雨の降る中での試合かと思われましたが、奇跡的に試合開始から雨は上がり、ピッチコンディションはややウェットなことを除けば、まずまずの条件です。流石、維新公園のラグビー・サッカー場です。

この試合、なんと私が監督代行を仰せつかりました。監督がインフルエンザで感染拡大を避けるために、ベンチ外から指揮を執るため、私が監督の代わりにベンチで選手交代の指示や手続きを取ることになりました。といっても、番号を書くだけですが…。

序盤からやることは決まっていたので、臆することなく攻め、守りも安定していましたので、私もベンチにゆったりと座っていることができました。とはいえ、重要な任務である選手交代は、遠くの監督の指示を聞きながら、ベンチワークも滞りなくこなすことができました。

この試合も、完封の目標を達成し、87-0で優勝することができました。

次戦は中国地区大会ですが、そこには全国でも強豪として名が通っている、島根県の石見智翆館、広島県の尾道がいますし、岡山県の倉敷も侮れません。少なくとも、この3校の内、2校を倒さなければ、選抜大会には出場できない訳ですから、一筋縄ではいかないでしょう。

予選を終えて思う事

山口県予選では、単独チームが5チームと、まだなんとか予選と言う形を取ることができていますが、中国地区の他県に目を移せば、岡山は2校、広島ですら2校しか単独チームで出場できていないのが現状です(島根、鳥取は既に1校のみ)。

山口県でもようやく出場できているような状態で、他の部から借りてきた選手が出場しているチームもあります。特に、この大会では3年生がごっそり抜けたタイミングでもありますので、どうしても人数が少なくなります。春の大会や花園予選では、何とか人数がそろったとしても、揃わなくなるのも時間の問題でしょう。花園大会には合同チームでの出場も認められるようになりましたが、チーム強化のために試合を組もうにも、なかなか難しくなってくるでしょうね。

また、島根県のように1校と合同チームとの対戦のみになるなど、県内で1強化が進めば、それはそれで面白くなくなるでしょうし、県内のラグビーの新規参入の人口は減少する一方でしょう。そうならないためにも、ライバルチームが存続してくれることも、大事なことだと感じました。

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