なかなか時間が取れず、続編を書くことができていませんでした。そうこうしている内に、既に春の中国大会予選決勝が迫ってきました。シードのため、準決勝からの出場だったのですが、それも相手のチームがケガや体調不良のために棄権されたので、いきなり決勝戦となってしまいました。本来なら、準決勝でチームの課題を見つけ、修正してから決勝という流れが良かったのですが、仕方ありません。しかも、準決勝のもう一試合が落雷の恐れのため、試合が途中中断の後、延期となったため、1週遅れでの決勝戦となります。果たして、チームの力を十分に発揮できるのか、少し心配ではあります。
選抜2回戦 VS 東福岡戦
ラグビー業界では、通称「ひがし」と言えば、東福岡高校のことで、それぐらい全国でも有数の強豪校です。昨秋の花園では優勝し、今回の選抜でも結果から言うと、準優勝校です。そんな超強豪校と、2回戦で激突することになったわけですが、これも組み合わせ抽選の際に、周知の事実であり、初戦よりも下馬評は当然、東福岡有利なのは言うまでもありません。
ところが、この組み合わせ、勝てば東福岡高校ですが、前日に負けていたら開催県枠でもある川越東高校との対戦という、なんとも言えない心持だったことだと思います。私としても、負けていれば午前の早い時間での試合が組まれ、勝てば1回戦と同じ時間という、なかなか難しいタイミングです。補食、昼食の準備をどうするか？結局は、どちらでも対応できるような選択をせざるを得ないので、そのように段取りを組みました。
もちろん、補食はいずれの場合も必要ですし、昼食はさすがに温かいものを、と言う訳にはいかないので、せめて冷めても食べられるものを選択しました。そのため、幕の内系のお弁当に、オプションをつけてもらうことで、エネルギーや糖質の量、たんぱく質の量を満たすように設定してお弁当を発注し、当日受け取ることにしました。
そして、いざ当日、試合が始まる前の選手たちはというと、いつも通りに準備をして、いつも通りに試合に入っていきました。残念ながら、この日も雨、ただ前日のグラウンドとは異なり、少しピッチコンディションはマシ（といっても、ドロドロですが）で、なんとか試合になるレベル。ただし、ボールは滑りやすく、前日同様に泥との戦いでした。
試合の様子や試合結果については、こちらのMBSの特設サイトでご覧いただけます。
正直、途中で諦めたり、試合を壊してしまうんじゃないかと思いましたが、選手たちは最後まで走り続け、腐ることなく、果敢に1トライを取りに行きました。結果は0-50の完封で、せめて1トライを挙げてくれたらと思いましたが、残念。
それでも、練習試合でも戦う事がないような超強豪校と対峙して、臆することなく向かって行った選手達には、本当に感動しました。とはいえ、相手のフィジカルや身体の仕上がり具合を見ると、差は歴然としており、まだまだ鍛える余地があること、全国で勝ち抜くことの難しさと、そのレベルを体験できたことは、今回の大きな収穫でした。
この経験を糧にして、この中国大会予選決勝に臨んで欲しいところなのですが、新入生が入り、新チームとなった今、なかなかチームは落ち着かない状態。ここから如何に結束して、中国大会、そして秋に向けての準備を進められるか、私も栄養面でサポートして行きたいと思います。
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