オーヤマくんこと、アイリスオーヤマが販売している、1万円以下のコンベクションオーブン。付属されている天板が1枚しかなく、2段で焼くためには付属の焼き網を使うか、新たにオプションの天板を購入しなければならない。
そこで、値段がさほど変わらないのならと、焼き網に銅板を搭載したのは、以前にお伝えした通りです。
オーヤマくんには1万円以下ならではの、気をつけていれば回避できる欠点があります。天板を支えるレール状の出っ張りが、普通のオーブンの場合連続して奥まで続くものが、途中で途切れて、2つに分かれています。そして、ここで引っ掛かって、天板を庫内底に落としてしまうのです。通称「がったん」などと呼ばれています。
この現象は、焼き網で焼いた場合に顕著で、天板ならばなんとかお皿になった部分の端っこで、パンが引っ掛かり事なきを得るのですが、焼き網の場合だと何も引っ掛かりがなくて、そのまま庫内底へダイブする訳です。
その衝撃で焼きあがっていないパンは変形し、せっかく焼きあがっていたパンも、電熱線で黒焦げのヤキを入れられてしまいます。そして、取り出そうと右往左往する訳ですが、その間に他のパンも犠牲にするという悪循環。
これを何とかしたいと、落下防止のための柵を設けようと作りました。
材料は至ってシンプル。ダイソーでも買えるアルミ製の針金のみです。それと、針金の細工と切断のためにラジオペンチがあればOKです。
めちゃくちゃシンプルな作りです。支柱を立てて、そこに針金を渡しただけの作りで、とりあえずはパンが止まる構造です。
ついでに銅板も焼き網に固定しました。電動ドリルがあれば、1㎜ぐらいの銅板なら穴を空けられます。
しかし、あまりにも呆気なく完成してしまったので、もうちょっとカッコよく、そして耐久性がありそうな方法でできないものか?と考えて、京都の金物屋さんで売られている、あの湯豆腐の豆腐をすくうような金網細工をやってみようと思いたったわけです。
はい、意外とあっさりできました。撮影したら、合わせ鏡のようになって、2倍の面積が出来たみたいに見えます。
反対側から撮るとこんな感じです。まあ、素人仕事なので、形は若干バラバラですが、初めてにしてはなかなかの出来と自己満足の世界です。
綺麗に作るコツは、巻の数と力加減をそろえる事と、ねじる際に針金の角度を一定にすることで、かなりそろえることができます。あとは、隣り合った針金同士が引き合うのを計算に入れて、巻き合うことで、形のキレイなハニカム構造ができるはずです。
実際に入れてみるとこんな感じ。
別角度からもう一枚。
実際にカイザーを焼いてみましたが、パンが滑り落ちることもなく、安心して天板を取り出すことができました。
パン作りの写真などは、インスタの方にアップしています。いいね、フォローしていただけると、嬉しいです。
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