レノファ山口アカデミーでのセミナーを担当しました

スポーツ栄養セミナー

2021年12月18日、山口県セミナーパークにて、『マックスバリュ西日本presentsレノファ食スマイルプロジェクト』と題して、小学校4~6年生の選手と保護者を対象にスポーツ栄養セミナーを開催しました。

サッカー選手に必要な栄養について、まずは基本的なところからお話を進めさせていただきました。小学5年生ぐらいで、すでに五大栄養素については授業で習うようで、5年生以上の選手の反応は「聴いたことあるぞ」という顔つき、4年生もひとつひとつの単語は聞いたことがあるものもあり、しっかりと集中して聞いてくれました。

「バランス良く食べる」というと、我々栄養士だけでなく、様々な場面で使いがちな言葉ですが、いざどうやってバランスを整えるのか?ということについては、ふわっとした感じの説明になることも。今回は特にエネルギーとたんぱく質の量についてのバランス、必要量についてお話しました。

とはいえ、限られた時間の中では網羅できるはずもなく、ほんの入り口の部分をザックリと解説いたしました。ある大学の指導者の方に聞きましたが、最近は食事量、特に主食の摂取量が減ってきているということをおっしゃっていました。実際、今回のセミナーでも手を挙げてもらいながら、どのぐらい食べているのか?を聞いてみましたが、やはり少な目。実際にどのぐらいの量を食べる必要があるのか?ということを、糖質の量をご飯に置き換えて説明すると、みんな驚きの表情を浮かべていました。

食事の量は、一朝一夕では増えることはありません。日々の積み重ねの上に、食事量が少しずつでも増えるように努力をする必要があり、まさに食事もトレーニングの一環だと認識して欲しいところです。

実際に、私がサポートしている選手などにも、一時的に食事量を増やしたとしても、体調を崩したり、意識が保てなかったりという理由で、なかなか継続して取り組むことができない選手もいます。また、一定数、消化吸収の効率があまり良くない選手(細身の選手に多い)がいて、そんな選手については、消化器に負担をかけないようなレベルで少しずつ食事量をアップしていく必要があり、なかなか増量が上手くいかない選手も多いです。

また、選手のイメージとのギャップもあると感じる場合もあります。増量する際に、3ヵ月で10㎏程度の増量ができると考えているような選手もいます。私のイメージだと、月に1~2㎏ぐらいの増量が理想的で、それを12ヵ月続ければ、12㎏の増量が可能になるのですが、短期集中型を選びがちです。実際に、コツコツと増量を続けた選手については、目標を達成していることも考えると、やはり長い歳月をかけて、少しずつ増量した方が、しっかりと筋肉でも増量でき、無駄に脂肪が増えすぎることもありません。

話は戻って、たんぱく質についても量について、お話ししましたが、この年代の場合は通常の食事で十分過ぎるぐらいのたんぱく質が摂れています。しかし、筋肉をつけたいと思い「ジュニアプロテイン」を飲みたがる選手も見られます。ある程度までのたんぱく質量であれば、食事で十分に補給可能ですが、特に体重が多い選手や階級のある競技の選手など、たんぱく質は確保したいけど、エネルギー(特に脂質)を減らしたいという場合や、食事量が増やせない選手などについては、状況によっては使用してもらう場合もあります。これは、ケースバイケースで、本人の状態に応じて導入するものであって、「プロテインを飲む=筋肉がつく」ということ誤った認識もあり、今回は具体的な食事の例を挙げて、理解してもらいました。

それでも、コンビニでも手軽に「プロテイン」と強調された商品が売られているので、「この年代にはたんぱく質よりも糖質などのエネルギーが重要」ということをお伝えしました。

最後に朝ごはんの重要性について、最近の知見も交えてお話ししました。朝食は体のウォームアップにつながるだけでなく、学力、体力にも影響をあたえ、朝食欠食が夕方の練習のパフォーマンスにも影響するということを伝えてて、本日のセミナーは終了とさせていただきました。

途中休憩をはさんで2時間という時間でしたが、保護者の皆様は熱心にメモを取りながら話を聞かれていました。選手はというと、真剣な表情の選手や、少し部屋が暖かくて若干眠くなっている選手もいましたが、最後まで皆さん興味を持って話を聞いてくれました。

今回はほんの入り口という話をしましたが、定期的にこんなセミナーを年代に応じて少しずつできれば、自立した選手へと成長するだけでなく、食へのモチベーションを維持できて、選手の身体作りの一助になるんだろうなと思いました。

その後、お昼からは親子でのサッカー。普段は同年代との対戦が多い中、今回は親子での対戦が実現。お母さん曰く「普段よりも気合入れてやってる」というぐらい、子供たちも本気、もちろん親チームも本気。流石に、時間の経過とともに、体力の差がでて親チームはバテバテでしたが、こういう取り組みも楽しいですね。

今回はマックスバリュ西日本様のご協力で、会場、お昼のお弁当など、様々な面でバックアップしていただきました。マックスバリュ西日本様は、レノファ山口のスポンサーでもあり、下部組織へのサポートもされていて、こういった企業スポンサー様の支えがあってこそのスポーツということを、今回改めて認識しました。トップチームだけでなく、ユース世代、ジュニア世代へのサポートも、様々な形で社会が支えてくれると良いなと思いました。

レノファ山口ジュニア様、マックスバリュ西日本様には、今回セミナーをさせていただく機会を与えてくださり、誠にありがとうございました。本当に久しぶりの対面でのセミナーだったので、私自身も気合が入り、楽しく講演することができたこと、心から感謝申し上げます。

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